仏心のある生活(1)

「宗教の原点」

 宇宙には、およそ二千億の星があると言われています。
しかし、地球のように生命体が存在する星は今のところ確認されておりません。
 そして、この地球には、極めて精巧な宇宙のメカニズムによって見事な生態系が確立されており、
五百万種に及ぶ生命が育まれています。
 また、この地上は、燦々と輝く光と水と緑の楽園であり、この偉大な宇宙の賜物に畏敬の念を抱かぬ者はおりません。
古今東西、あらゆる宗教の原点はここにあると言えるでしょう。
 当然、仏教でもこの宇宙の贈り物そのものが「ほとけ」であると捉えます。
つまり、この地上と、ここに育まれた生きとし生けるもの一切の生命は「ほとけ」であり、
それぞれの命の価値に本来優劣のあるはずもない、
だからこの地上は、総てのいのちに平等に分け与えられたものであるという捉え方です。
 ところが、地上を支配した人類はこの理(ことわり)を無視し、生活最優先の暴走を繰り返して
遂に生態系のバランスまで崩す愚かさを露呈しました。
地上の他の生命との共存を無視した環境は、遠からずして人類自身が
適応できない環境になって行く必然性を意に介そうとしない現代人こそ、
宗教の原点を忘れた”心貧しき者“と言えないでしょうか。

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